ファビアン・ガルティエ:「マチューの二重苦」

 
監督ファビアン・ガルティエは、水曜日の午後、対スカーレッツ戦まえの記者会見に応じました。
次の試合について話すかたわら、先週の日曜日にマチュー・バスタローが、トレヴィーソでの対戦相手に侮辱したことによる3週間の休場にもふれました。

ファビアン、もう今年の決勝段階に入るね

 
「そう、1月にベスト8が決まる。
良いことだ、それが私たちが競合に参加するときに追求するものだ。
私たちはこの仕事の難しさを認識している。
これは昨年のケルティックリーグで優勝したチームだ。
ケルティックリーグは、マンスター、レンスター、アルスター、などだ
そして、このチームは昨年、この選手権で優勝した。
トレヴィーゾに対して2つのボーナス、バースへのボーナスをひとつ受けたチームだ。
それもいともなく!
50分には、バースに対し4つのトライを決めてから回転させはじめた。
彼らは金曜日にプレイしたので、こっちよりも2日以上体力が回復する時間があった。
これは、いまの最高のヨーロッパチームの ベスト8の試合だ。単純に。」
 
 
この試合は3週間出場を中断するマチュー・バスタローなしで戦われる。これを君はどう思う?
「これは今日の良いニュースです! もちろん冗談だよ。
特に、彼はフランスのチームで選出されたことを知ったからね。 だからそれは二重の苦しみだ!
マイクがあちこちにある。もう何もできん、もう何も言えないよ。とにかくマチューを守る。
ラグビーのような戦闘スポーツでは、言葉でのいさかいが起こりえるからだ。
そして、国際的な試合では、お互いを理解することができない。こっちは何かを言いたいし、あちらも何か言いたがるけども。
特にこっちがうまくいったゲームだからな。
そしてマチューは、とくにこの試合で喝采をうけた選手だった。
だから、試合の終了直前に、2人の間のこんな口論が記録されるなんて、想像もできなかったよ。
なんでこんな大事になるんだろう。
そして、ざわめきがおこる。それを利用する人もいる。
それは彼らには愉快なことだろう。
でも、それは私たちを傷つけ、マチューにとっては公平ではない。」
 

これは土曜日のグループにとって、どんな影響があるの?

 
「私は知らない。
今のところ、彼と私たちには不公平だと思う。
君たち、ジャーナリストたちは、「選手は、逃げ隠れする、あいそない」と言うだろう。
大袈裟に取り沙汰されて食い物にされてしまいたくないよ。」
それで?

「マッチューは純粋にプレイしていたに違いない。

みな弱さと欠陥を持っている。  
でも私たちはみなこのスポーツに熱心なんだ。 
5/6歳の時からそれをすることを選んだんだぞ。
そして、高いレベルに登れば、資本主義システムの極端な表現であるピラミッドシステムみたいなところに自分自身を見出す。
その場所はいつ奪われるかわからない。 そして、そんな環境で存続しようとする。
それは、ラグビーを愛するからだ! ラグビーが好きだからここにいるんだ。
そしてその、ラグビーの純粋さに関係ないものにはあんまり興味がない。
それのためにやってるんでない。わかってほしいよ!
これらのやかましいプロパガンダは耐えがたいものがある。
人には欠陥があろうってもんだ。
試合は80分ある、疲れている、何か言いたくもなろうよ。
ミサイルをぶっ放したくもなる。 戦闘なんだよこれは。
しかし、心の奥底では、純粋で清潔ですばらしい、スポーツの思考でうごいてるんだ。」